万華鏡の作り方
万華鏡を作る為の部材はいたってシンプルです
筒状に組み立てた鏡、片方から覗き反対側に見える景色や小物が見えれば万華鏡と言えます(合わせ鏡の万華鏡)。オブジェクト、オブジェクトケース、遮光テープ、凸レンズ、を加え、それらを本体に取り付ければ立派な万華鏡が作れます。
ここでは、お誂え万華鏡、選べる万華鏡をモデルにして部材選びから完成までをなぞってみましょう。
先ず本体の材質を選びます。木(銘木)、ガラス(ステンドグラス、吹きガラス)、陶器、竹、紙管、布、アクリルパイプなどの中から選びます。
次に2ミラー、3ミラー、の鏡のシステム。2ミラーを選ん人は更に5,6,7,8,9,のトップ数を決めます。そしてオブジェクト。色の系統、クリアも混色も有りです。大きさ、オイルに沈むガラス系、天然石、貴石類、浮き上がるビーズ系、単品で無く紡いでアクセサリー化にしたもの。大きさのバランス。様々な組み合わせで自己表現出来ます。
先に選んだミラーを手にして、オブジェクトを見てみます。
オブジェクトケースに移し、グリセリンオイルで満たしクリア丸板の蓋をし、二塩化メチレンを筆に含め接合部に浸透させて密閉します。
さあ、仕上げに向けて組み立てです。凸レンズをアイホールに取り付け、本体に接着します。ミラーの両端にスポンジを貼り付け本体の内に挿入します。この時2ミラーの場合には先端部切口に遮光テープを貼ります。
最後にオブジェクトケースを本体に接着して完成です。工程の節目ごとにゴミ、汚れの除去に細心の注意を払いエアスプレーなど頻繁に使用します。
「ゆっくり丁寧」が万華鏡作りの心構えです。